梁田山 長福寺
足利市梁田町540
慶長年間に創建されてから、四百年間有為転変きわまりない世の中にあって法灯もまた栄枯盛衰をくり返しながらも歴代住職が心血注いで脈々と守り継がれて今日にいたっている。平成二年現大雄院住職(現長福寺東堂)によって本堂庫裡が再建されその後、大雄院副住職が長福寺住職として法灯を守っている。
大本山 永平寺
福井県吉田郡永平寺町志比
貞応2年(1223)宗に渡って禅法を受けた道元禅師が、帰国後、京都府宇治に興聖寺を創建して曹洞宗を布教。寛元2年(1244)越前国に招かれ、永平寺を開山した。現在は7堂伽藍のほか堂閣70余棟が老杉に囲まれて建つ。道元以来の坐禅の修行が相承護持されており、末寺は1万5千、檀信徒は800万人といわれる。
大本山 總持寺
横浜市鶴見区鶴見2-1-1
はじめは石川県に行基が開創した真言宗の寺であったが、元亨元年(1321)瑩山禅師が曹洞宗に改宗して總持寺と称した。全国に1万6千余の末寺を建立し隆盛をきわめたが、明治31年(1898)に焼失。同44年(1911)布教の中心を現在地の横浜市に移した。旧地は總持寺祖院と称し、諸堂が再建されている。